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サバイバー ㉙

前回の続き・・・。


医:「それでは、手術当日の流れを説明します。」


私:「はい。」


医:「手術室に到着したら、手術台の上に移動していただきます。」


私:「はい。」


医:「各科の主治医、麻酔科医、看護師による最終確認がおこなわれ、その後に、麻酔の準備に入ります。」


私:「はい。」


医:「どちらかの腕に点滴の注射をさせていただきます。」


私:「はい。」


医:「この点滴で、抗生剤によるアレルギー反応が起きないかを確認させていただきます。」


私:「はい。」


医:「次に、顔の上に酸素マスクをのせて酸素を十分に吸っていただきます。」


私:「はい。」


医:「最終確認の後、『今から眠たくなります。』とお声を掛けさせていただきます。」


私:「はい。」


医:「その後、点滴から麻酔薬が投与されます。」


私:「はい。」


医:「 20 秒位で麻酔が効いた状態になり、その後は手術終了まで全くわかりません。」


私:「はい。」


医:「その間も、私たち麻酔科医が、身体の安全を監視し続けていますのでご安心ください。」


私:「はい。」


医:「手術終了後、麻酔薬や筋弛緩薬の効果がなくなると麻酔から覚めてきます。」


私:「はい。」


医:「その後、ご自身で十分な呼吸ができると確認された後、人工呼吸用の管を口から抜きます。」


私:「はい。」


医:「呼吸や血圧、心拍数が安定するまでは手術室内にいていただきます。」


私:「はい。」


医:「安全が確認された後、私たちから、病室への移動を指示し、移動ベッドにて病棟のほうに移動していただきます。」


私:「はい。」


医:「麻酔に関しては、このような流れですが、何かご質問はありますか?」


私:「いいえ。」


医:「ご不安なこともありませんか?」


私:「はい。大丈夫です。」


医:「そうですね。 ※※※※※※※※※※ というもっと大きな手術をされていますからねぇ。」


私:「はい・・・(笑)。」


医:「では、以上ですが大丈夫ですか?』


私:「はい。」


医:「最後に、隣の部屋で術前の注意事項がありますので、診察室の前で掛けてお待ち下さい。」


私:「はい。ありがとうございました。」


医:「お大事に・・・。」


私:はい。」


診察室を後にする・・・。


椅子に掛ける間もなく、看護師に呼ばれた。


看:「こちらへどうぞ~。」


私:「はい。」


診察室へ入る。


看:「そちらへお掛け下さい。」


私:「はい。」


看:「それでは、手術当日に関する注意事項を確認刺せて頂きます。」


私:「はい。」


看:「手術前夜 8 時以降は、絶食して下さい。」


私:「はい。」


看:「お水やお茶等の水分は取って頂いて結構です。」


私:「はい。」


看:「午前手術の場合、手術当日の 6 時以降は水分摂取も控えて下さい。」


私:「はい。」


看:「午後手術の場合は、手術当日の 8 時以降は水分摂取も控えて下さい。」


私:「はい。」


看:「うがいは結構ですので、のどが乾いたらうがいで済ませて下さい。」


私:「はい。」


看:「お薬は飲まれていないんですね?」


私:「はい。」


看:「主術室へは何も着けて入れません。かつらやヘアアクセサリー、エクステ、コンタクトレンズ、ネイル、義歯等、すべて外しておいて下さい。」


私:「はい。」


看:「後、お鬚なんですが、気管内挿管するチューブが固定出来ないので、必ず、剃って来て下さい。」


私:「はい。」


看:「今回は鼻からの気管挿管なので、鼻の下の鬚は特に注意して下さい。」


私:「は~っ・・・。」


看:「剃っているようでも、うっすらと生えていると、チューブが剥がれたりするんです。」


私:「分かりました。結構。濃いので、当日、ぎりぎりに剃って来ます(笑)。」


看:「はい(笑)。」


私:「(笑)。」


看:「注意事項は以上です。何かご質問はありますか?」


私:「いいえ。」


看:「はい。では、手術当日、よろしくお願いします。」


私:「はい。よろしくお願いします。」


看:「お大事に・・・。」


私:「ありがとうございました。」


診察室を後にする。


余談だが、手術の際に絶飲絶食をさせる理由は、麻酔中に胃の内容物が気管や肺に入り、窒息や誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があるためだ。


【理由】

▶ 麻酔の際には、もどしやすい状態になる。

▶ 全身麻酔で使用する薬の影響により、むせたり、咳き込んだりすることができず、気管に異物が入る可能性がある。

▶ 胃に消化されていない食べ物や飲み物が存在すると気管に逆流する可能性がある。


ある医院では、胃酸や胃の内容物が麻酔中に逆流して肺に入り肺が溶けてしまうことがないようにするためと解説しているところもあった・・・(((( ;゚д゚)))アワワワワ


本当にそんなことがあるのか調べてみたが、この医院でしか言ってなかったので、真偽のほどは分からない。


うっかり、食べ物を口にした?


うっかり、水を飲んでしまった?


そんなときのためのガイドラインもあるようだ。


公益社団法人日本麻酔科学会 術前絶飲食ガイドライン


本題に戻る。


私:「終わったよ。次は、歯科みたいやけど・・・。何か食べてきたら?」


私は、センターに来る前に、何時ものごとく、プロテイン+牛乳+鶏胸肉を食べてきていたのだが、家内は 12 時回ったくらいだったので昼食を摂っていなかった。


家:「うん。」


私:「歯科は流石に付き添いいらんやろうからな(笑)。」


家:「じゃあ、ちょっと行ってくる。」


私:「終わったら連絡入れるわ。」


家:「うん。」


家内を見送り・・・。


声:「何故に、がんの手術で歯科なんだろうか?」


疑問に思いつつ、 2 階 22 ブロックへと向かう。

次回へ・・・。

 
 
 

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